感動の渦を引き起こす心地よい音色

ミニッツリピーター トライアクシャル トゥールビヨン

26/3/18

真の技術革新と美の革命であるミニッツリピーター トライアクシャル トゥールビヨンは、ジラール・ペルゴで採用された、複雑機械式時計への近代的なアプローチへの代表的存在です。

チタン製のおかげでより大きく鐘が美しく響く、機械式手巻きのキャリバーを搭載したこの直径48mmのモデルは、ミニッツリピーターと、同時に惹きつけられる三軸のトゥールビヨンという二つの最も魅力的な複雑機構を備えています1791年に設立されたメゾンの職人たちの才能を組み合わせることによって達成される、この素晴らしく現代的な解釈は、スケルトンの効果によって増幅され、一人のマスターウォッチメーカーによって伝統的な方法で組み立てられた、稀少な専門知識の真髄です。 心を動かされる独創性と同様に、強力な存在感を放つ新しいミニッツリピーター トライアクシャル トゥールビヨンは、一見したところ、迫力のある歴史的で技術的なメッセージ性を自己主張しています。現在の市場動向と完全に調和し洗練されたデザインのこの直径48mmのチタン製ウォッチは、ジラール・ペルゴの持つスキルを完全に網羅し、2つの主要な複雑機構で、マニュファクチュールの歴史をつきつめた創造的アプローチの全ての領域を結びつけています。

1791年の設立直後、ラ・ショー=ド=フォンに本拠地を置くメゾンは、壮大なメカニズムが、単に時刻を伝えるだけだった時計製品に、ある傾向を示しました。それから半世紀後、コンスタン・ジラール(1854年にマリー・ペルゴと結婚)は、同社の関心を、厳密に技術的精度に集中させることにしました。彼は、自身の制作する時計のモデルに極めて正確で優雅に鼓動のリズムを取るトゥールビヨン・レギュレーターを開発しました。それは、メカニズムの巧みな劇的演出を通じて人々の関心を集める、左右対称かつ必要最低限度なキャリバーによって拡大されました。近年になると、マニュファクチュールは『オペラ』と名付けられた、記憶に残る一連の超複雑機構作品を発表し、音響複雑機構の分野でその熟練技巧を実証しました。これらの作品は、今日の市場で最も洗練された制御機構を持つトライアクシャル トゥールビヨンの指標とされ、時刻を任意で打ち鳴らし慎ましやかに表示するこの新作は、この系譜に属するとみなすことができます。

地球規模の建築様式

メカニカルな優雅さを持つミニッツリピーター トライアクシャル トゥールビヨンは、ジラール・ペルゴのマニュファクチュールの技術者と時計師によって、弦楽器製作と完全に同等の方法で開発されました。非の打ちどころのない精度を持ち、時刻を正真正銘の音響機構で知らせるこの高級時計は、優れたパワーを持った高調波の豊かさを際立たせる超小型のリピーター機構を搭載できるよう特別に設計された外装を備えています。音響に最大の振幅を与えるために、現代的なデザインの直径48mmのケースは、グレード5のチタンから機械加工されています。この金属が選ばれたのは、時計製造の工房で実施された多くの研究を基にしたこの構造で、ケースの中央のサイズ(可能な限り大きいもの)と密度(できるだけ低いものが理想)の間の代数的比率が、音響の拡大に非常に有利なものだからです。

さらに、ミニッツリピーターの聴覚効率を最大限にするために、時計ケースの内径は直径に対して遊びの空間がなく、完璧にフィットするよう設計されています。地板とケースのこの共生関係のおかげで、音響波は打刻パーツの基部から地板へ、そしてケースから時計の外側へ、可能な限り効果的に伝播させることができます。この最適化された構造は、打刻するゴングと時計の外装部分との間を接続する必要がありません。メンテナンスのために、直径37.50mm(16 ½’’’)の機械式手巻きムーブメントGP09560-0001の分解を簡略化するのにも役立っています。この非常に洗練されたムーブメントの各構成要素を時計愛好家に楽しませるために、設計者は二つのボックス型サファイアクリスタルを採用しました。これらの凹面のクリスタルは斜めに機械加工され、被写界深度(ピントの合う最も近い距離と遠い距離の間)を改善するために無反射加工が施されており、ムーブメント構造の深部まではっきりと見ることができます。オリジナルのキャリバーと組み合わせて、あらゆる角度からメカニズムを観察するこの方法は、三次元かつ魅惑的で、何よりもまず駆動している複雑機構のこれまでにない眺めを提供します。

 

時を演奏する

視覚的にハンマーの動きを強調するために、1時間と4分の1時間枠(15分)同様に分を打刻するメカニズムを有効にする驚くべき部品を、設計者は時計師に文字盤を不要にする独自の時刻表示構造を製作するよう頼みました。できるだけ多くのスペースを確保し、リピーター機構が文字盤に通常占めている上部ディスクの半分以上に君臨することを可能にするために、ジラール・ペルゴのマニュファクチュールの熟練技術者たちは、リューズに沿って配置された長いブリッジによって、空間を2つに分けました。『長く伸びた』表面と手作業による面取りが施されたこのムーブメントの部品の頂上部は、1889年のパリ万博で金賞を受賞した『ラ・エスメラルダ』として知られる著名な懐中時計の矢印型ブリッジのフォルムをそのまま伝えています。1860年以来のマニュファクチュールの象徴は、このケースデザインの視覚的佇まいが、現在生産中かつ依然として最も古いデザインが、ブラックのPVD加工でさらに強調されています。このように機械的な領域を分割するように強調された構成要素は、9時位置のクリスタルサファイア製カウンターで時間の表示を駆動する歯車列を支え、ちょうど反対側の3時位置で分を表示します。調速機を思い起こさせるこのオリジナル性に溢れる構造は、時と分がもはや同軸上にはなく、代わりに互いに独立して二つの位置に提示されるので、時計師に複雑機構の運動学を再考するよう義務付けました。

この配置は視覚的に満足のいくものであり、ミニッツリピーターの主要な部品をすべて表示することを可能にし、何よりもまず、このまれな複雑機構の鳴り響く力を向上させたのは、マニュファクチュールの技術者や時計師たちが行った研究に基づいています。音響研究は、各モデルの組み立てを行う担当者は音波を耳で聴いて調節を行い、できるだけ外部に向かって爆発的に拡大することを保証するために放射源の位置を最適化しなければなりませんでした。したがって、ムーブメントの後ろに通常配置されるハンマーやゴング・リングのような要素は、正面に配置されました。このようにして、ケースの左側のリピーター操作のレバーが作動すると、ゴングから放たれた音は地板ではなく、必然的に装置に接触している手首にはもはや吸収されなくなり、代わりに30mの防水性が保証されたチタンケースの外側に放射状に響きます。文字盤を無くし、時刻の表示モードを再構成するのは、現代の非常に騒々しい大都市の中心部で音楽を愛する審美眼のある人々に寄り添うことを目的としたこの時計の音量を、実質的に増幅させる同じ決意から生じました。

ミニッツリピーター トライアクシャル トゥールビヨン
ミニッツリピーター トライアクシャル トゥールビヨン

高精度ムーブメントの鼓動に揺れるダンス

すべての時計師たちにとって、最高の時計が最も効率的な調速機を備えていなければならないことに異存はありません。これらの仕様を満たすために、マニュファクチュールの時計師たちは1801年にブレゲによって特許取得されたトゥールビヨンの再解釈に基づいて、この作品を現代的に装着する習慣に合うよう、オリジナルの多軸運動学を特徴とした、特に洗練された調速機構に適応させることを選択しました。優れた計時精度を保証するために、トゥールビヨンは3つの異なる軸で、様々な速度で回転するように設計されています。140個の部品から成るこの1.24gのキャリッジの目的 は、一つ目が2分で、二つ目が1分で(従来のトゥールビヨンキャリッジと同じ)、三つ目が30秒で1回転し、テンワの不安定さ(すべての機械式時計に内在する要因)を、仮想の球体の周囲に最大限に分散させる機会を与えることです。平衡状態の欠陥を、比較的短時間でこの球状のすべての点を連続的に分散させることで、不安定さを解消し、時計を装着する手首の位置に関係なく、テンワを重力の混乱の影響から解放します。このタイプの調速器の、唯一の領域である性能は、アクティブな使用者が優れていると評価するクロノメーターに、相応しい精度で時刻を表示することを可能にします。

魅力的な均衡と複雑さを兼ね備えた、ミニッツリピーター トライアクシャル トゥールビヨンキャリッジとは、時計製造の歴史に新たな節目を築く、時間計測の一種です。
Girard-Perregaux