並外れたモデルから新たなモデルへ

ラ・エスメラルダ トゥールビヨン『シークレット』

13/4/18

その名前自体が、この作品のルーツを辿る旅となります。ジラール・
ペルゴ ミュージアムのヒストリカルコレクション、スリー・ゴールド ブリッジを備えた、ラ・エスメラルダ トゥールビヨンは、コンスタン・ジラールによって生み出され、パリで開催された1889年の国際博覧会で金メダルを受賞しました。

スリー・ゴールド ブリッジ ラ・エスメラルダ トゥールビヨンのような象徴的なモデルを称賛することは、重要な時計学上作品の技術的かつ芸術的レベルの両方に対する称賛を意味します。それは、ムーブメント自体がデザインの要素となるという、コンスタン・ジラールの想像力に富んだ洞察力を評価するということを意味します。そして、メゾンによって支持された卓越性の価値への忠誠を明らかにし、情熱的で寛容、永遠に感情を揺さぶる創設者に忠誠を示しています。

独特なラ・エスメラルダ トゥールビヨン『シークレット』の時計は、付随する職務がありながら、そのルーツに敬意を払います。華麗かつ技巧をこらしたケースとカバーから、熟練した手法で部品を拡大した独創的なムーブメントや、わずか0.305gのトゥールビヨンキャリッジに至るまで、当作品は並外れた才能を参考にしました。

ムーブメントの全景が見える三枚のサファイアクリスタルを取り付けたこのユニークな作品は、ピンクゴールド製フォールディングバックル付きの手縫いのアリゲーターストラップでご用意しています。
Girard-Perregaux

1889年のパリ万博。このタイミングで特別に建造されたエッフェル塔によって見守られ、水素を充填した気球で満ち溢れた博覧会のパヴィリオンは、最高の芸術と産業をもてなしました。電気がいたるところで使用され、バッファロー・ビルと彼のインディアンによるショーは、多くの群衆を惹きつけました。来場者がジラール・ペルゴによる3本の平行な矢型を特徴とするキャリバーの構築に群がって称賛したため、ラ・ショー=ド=フォンからの時計も話題を呼びました。

このピボット式デテント脱進機とスリー・ゴールド ブリッジを備えた懐中時計は、イベントでゴールドメダルを授与され、国際的な代理店のHauser, Zivy & Coが所有する、最高級の時計やアート、ジュエリーを提供するメキシコのラグジュアリーブティック『ラ・エスメラルダ』に委託されました。

1960年代後半まで、ハンター型ケースとグラン・フー エナメルダイヤルを備え、素晴らしい彫刻が施されたこの時計は姿を現しませんでしたが、その後メキシコ大統領の子孫から買い取られ、祖国へ戻りました。その名をラ・エスメラルダといい、壮大な旅の記憶を残しています。

3本の矢型ブリッジが平行に取り付けられた構造が、ムーブメントの駆動部品をサポートするこの象徴的な構造をジラール・ペルゴが開発したのは、1860年代のことでした。パリ万国博覧会でメダルを受賞したように、3本のブリッジを備えたトゥールビヨン搭載の懐中時計は、1867年、最高の評価をヌーシャテル天文台から受けました。したがって、コンスタン・ジラールは、米国特許庁への特許申請で、このオリジナルのムーブメントのデザインを保護することを決めました。

ほぼ一世紀半後、資格ある時計師が最初から最後まで一人で製作するスリー・ゴールド ブリッジ トゥールビヨン ラ・エスメラルダ『シークレット』は、1889年の受賞歴を誇る作品にインスパイアされ、細部に配慮を払った高級時計製造の最高の例として必然的に位置づけられています。

放射状のギョシェモチーフを強調するために手彫りされた上部の地板と、サテン仕上げと面取り、螺旋モチーフで刻印された香箱、コート・ド・ジュネーブとペルラージュ加工で装飾された下部の地板を含め、部品の仕上げはすべて手作業で行われています。最後に、ムーブメントナンバープレート と、ムーブメントの軸受けプレートでさえも、手作業で直線のサテン仕上げが施されており、また、有名な竪琴状のトゥールビヨンキャリッジの80個の部品もすべて同様に手作業で研磨されています。自社製の自動巻きムーブメントの構造は、たった0.305グラムでありながら、完璧な一定の速度を保証するこの複雑な機構に焦点を絞っています

 

Girard-Perregaux La Esmeralda Tourbillon "A Secret"
Girard-Perregaux La Esmeralda Tourbillon "A Secret"
Girard-Perregaux La Esmeralda Tourbillon "A Secret"
Girard-Perregaux La Esmeralda Tourbillon "A Secret"
Girard-Perregaux La Esmeralda Tourbillon "A Secret"
Girard-Perregaux La Esmeralda Tourbillon "A Secret"

『シークレットウォッチ』のようにデザインされたラ・エスメラルダの初の新たな解釈は、モデルのケースバックを保護する外蓋を特徴としています。この要素はさらに、作品の貴重なキャラクターを増幅し、身に着ける人との特別な親密感を促しています。

完全に手彫りのピンクゴールド製ケースは、1889年のモデルを魅力的にした華麗に施されたモチーフを採用します。三頭の馬が外蓋の表面を横切って全速力で駆け抜け、内側の蓋にはトゥールビヨンとラ・ショー=ド=フォンという銘が彫られ、時計の将来の所有者が、カスタマイズできる十分なスペースを残しています。1889年を連想させる他の特徴は、ベゼルとラグのトップを飾る花と、ベゼルの起源である古典建築で使われた楕円形の装飾に触発された『oves(卵の意)』と呼ばれるモチーフです。最後に、ケースの側面はインスピレーションとしての役割を果たしたモデルとほぼ同じ作りになっています。照明と奥行効果、輝きとマットな表面のコントラスト、そして、この並外れた専門技術の心と魂を構成するすべてのもの…、彫刻そのものと併せて、様々なモチーフを制作するために、200時間もの忍耐と極限的な集中力が要求されました。