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持続可能性の尊重

創業以来、ジラール・ペルゴは人々や環境を大切に考えてきました。しかし、温暖化が進む世界における資源の枯渇化と倫理的課題を前にして、さらなる努力が必要となっています。 ジラール・ペルゴでは、持続可能性を高めることは、単なる責任である以上に革新と刷新のチャンスでもあると捉えています。そして、1791 年以来ずっと育んできた創意工夫とたゆみない進化の追求の意気込みをもって、このチャンスに挑んでいます。

The Kering Group

意欲的な戦略

 

ケリング グループの一員であるジラール・ペルゴは、「2025 持続可能性戦略」により、さらに持続可能なブランドになるという道を意欲的に歩んでいます。この戦略の柱となるのは、配慮、協力、創造の 3 つです。どの柱にも、具体的な目標があります。たとえば、

  • 100 %追跡可能な主要原材料を使用すること。
  • 原材料および製造工程に関するケリング グループ基準に 100 %準拠すること。
  • いわゆる「環境損益計算書」(EP&L)を 40 %削減すること。これには、炭素排出量(50 %)、水の使用、大気汚染、廃棄物の産出、土地の使用が含まれます。
  • 社会・環境・動物福祉に関する基準をサプライチェーン全体で適用すること。

RJC

「責任ある宝石のための協議会」のメンバー

 

2010 年以来、ジラール・ペルゴは「責任ある宝飾品業のための協議会」(RJC)のメンバーを誇りをもって務めています。RJC は、宝飾および時計産業のための世界をリードする標準化団体です。メンバーは、鉱山から販売店まで、変革をもたらして信頼を築けるような倫理的・社会的・環境的な実践を約束しています。

2012 年に RJC の実施規則への適合を達成し、2020 年の年末に更新することで、ジラール・ペルゴは、人権、労働権、環境保護に関する高い基準を確実に守って事業を続けています。

Responsibly sourced

ジラール・ペルゴのダイヤモンド

 

ジラール・ペルゴは以下のことをお約束します。

 

  • すべての適用法、協定、規則を守ること。
  • 責任ある宝石のための協議会(RJC)の認証を受けたサプライヤーからダイヤモンドを仕入れ、RJC 認証を達成することで、RJC の仕事をサポートすること。
  • 鉱山から店舗まで、宝石の完全なトレーサビリティを策定・実践できるよう、ダイヤモンドのサプライチェーン全体と協力すること。
  • すべてのダイヤモンドを、キンバリープロセス(紛争に関わるダイヤモンドが市場に流入するのを防ぐプログラム)によって認証を受けた、合法的な供給源から調達すること。キンバリープロセスは、ダイヤモンド原石の採掘地と輸出入を検査する公的認証制度によって、会員に厳格な要件を課しています。カットされたダイヤモンドには、ワールド・ダイヤモンド・カウンシルの保証システムで定められている声明が付され、この声明はすべてのカットされたダイヤモンドのインボイスに記載されます。

Fairmined label in Peru

ジラール・ペルゴのゴールド

 

1791 年の創業以来、ゴールドという素材は、ジラール・ペルゴの時計づくりにおいて珍重されてきました。遡ること 1879 年、ドイツ皇帝の依頼により、ジラール・ペルゴは初めて完全にゴールドだけでできた腕時計をつくったといわれています。

現在、ジラール・ペルゴは全コレクションにおいてゴールドの倫理的な調達をお約束しています。ケリング グループの一員である当社は、2017 年以来、ゴールドの 100% を「ケリングの責任あるゴールドの枠組み」(KRGF)を通じて調達してきました。KRGF は、加工・流通過程の管理が可能なリサイクル ゴールドと、認証・検証済みの工芸向けゴールドとを組み合わせたもので、ケリングの厳格な要件を満たせるように高度化されています。これには、工芸産業と小規模採掘経営を直接サポートする資金調達機関(ケリング ゴールド基金)も含まれています。

こうした基準を踏まえ、加工・流通過程の管理が可能なリサイクル ゴールドと、フェアマインド ゴールドとを組み合わせることが、ジラール・ペルゴの調達ポリシーとなっています。ジラール・ペルゴは、2014 年に初めてフェアマインド認証ゴールドを購入しました。フェアマインドとは、世界トップレベルの責任基準を満たした、権限を与えられた小規模の責任ある職人的採掘組織によって採掘されたゴールドであることを認証するものです。これにより採掘が変革され、あらゆる人が供給源を誇れるようになると同時に、社会の発展と環境保護も確保されます。

Highest standards of care and quality

ジラール・ペルゴのレザー & ウッド

 

ジラール・ペルゴの根幹をなすのは、製造のあらゆる側面で最高水準の配慮と品質を確保しながら、時計をつくることです。この前提条件は、購入するレザーなどのあらゆる動物由来の材質や、梱包で使用する木質繊維にまで及びます。

ジラール・ペルゴは、2019 年以来、時計産業を通じて正当で人道的で安全な実践を促進してきた、ケリング グループの動物福祉基準を遵守していることを誇りに感じています。この基準は、動物福祉のエキスパート、農業・牧畜経営者、科学者、NGO などと共同で開発されたもので、世界で最も厳しい部類に属します。この基準により、CITES や IUCN 絶滅危惧種レッドリストなどの協定を守った合法的で検証可能な供給源から、すべての素材が調達されるようになります。

製造時のレザーの処理についても、業界をリードするケリングの化学物質管理ポリシーを遵守する必要があります。このポリシーは、化学物質を管理し、人間と環境にとって安全に保管するための厳格で大胆なアプローチを確立するものです。

ジラール・ペルゴの梱包材についても、倫理的で持続可能な調達に関する、同じような厳格な約束が適用されます。ジラール・ペルゴの紙や販売店で使われる材料のほとんどは森林管理協議会(FSC)の認定を受けており、環境・社会・経済的にプラスとなる、責任をもって管理された森に由来する木質繊維が使用されています。

ラ・ショー・ド・フォンの蜜蜂の巣箱

都会での養蜂

 

現在、ジラール・ペルゴは世界中で存在が脅かされている蜜蜂の保護に取り組んでいます。都会の環境に蜜蜂を導き入れるということは、生物多様性を育て、受粉の機会全体をサポートすることになります。

ジラール・ペルゴ本社の庭には蜜蜂の巣箱が設置されています。各巣箱とも、5 万匹以上の蜜蜂がいて、年間最大 10 ~ 15 kg の蜂蜜を産出します。

ケリングのウォッチ & ジュエリー部門のサステナビリティ マネージャー、Claire Piroddi は次のように語ります。「蜜蜂の巣箱を設置することで、私たちは都会に自然を導き入れます。蜜蜂は、持続可能性の約束を思い出させてくれる生きた存在であり、私たち全員に 2025 年のビジョンを実現しようという気にさせてくれます。」