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ハイテク素材

研究開発は、ジラール・ペルゴの創業当初から製品作りの中心に据えられてきました。R&D 部門の努力があったからこそ、1960 年代のジャイロマティック HF のように極めて革新的なコンセプトを打ち出すことができたのです。これは、世界初となった 1 時間あたり 36,000 振動(5 Hz)の高振動キャリバーで、並外れた性能が評価されてヌーシャテル天文台から賞を授与されています。しかし、卓越性の探求はコンセプトの段階で終わるものではありません。実用化によってさらに進化し、ハイテク素材の持つ美しさと機能性の両方を証明します。ジラール・ペルゴのすべてのコレクションは、伝統と最先端技術の絶妙なバランスの賜物です。

多くの利点

シリコン

 

シリコンには、腐食や温度の変化に強く、軽量で耐磁性に優れているといったさまざまな利点があります。加えて、摩擦係数が小さいため、磨耗およびエネルギー消費を抑えることができます。2013 年、ジラール・ペルゴは受賞歴を持つコンスタント エスケープメント L.M. 用の精巧なシリコン ブレードの製造に着手しました。シリコン ブレードの前後方向への柔軟な動作によって脱進機に均一のエネルギーが供給され、それによって精度が向上しました。また最近では 2020 年にフリーブリッジを発売しました。複雑な形状を得るためにシリコンの性能を活用し、この最先端の素材を用いて、脱進機だけでなく、大型の可変慣性テンプも製造しています。この方式の利点は、テンプがより安定し、衝撃に強くなるところです。そのエアリアルなデザインと大きくなった直径がさらに精度を向上させています。

硬度

サファイア

 

サファイアは、10 段階ある鉱物の硬度を示すモース硬度で 9 に相当し、非常に加工の難しい素材です。酸素と水素の混合気体を燃焼させた約 3,000 ケルビン度(K)の炎で原料となる粉末を溶かします。これにより塊状のサファイアの結晶ができます。この結晶に、地球上で最も硬い物質、すなわちダイヤモンドでできた工具を使用して切断、加工、穴開け、研磨などを施します。サファイアの結晶は透明なため、クエーサーやロレアート アブソルート ライトのように、ジラール・ペルゴが誇る複雑機構をつぶさに見ることのできるケースを作るのに最適な素材です。クエーサーのスリー・ブリッジ・トゥールビヨンの加工とポリッシュ仕上げに 200 時間もの骨の折れる作業が必要なことをご存知でしたか?

世界初

カーボングラス

 

世界で初めて SIHH 2019 で発表されたカーボングラスは、カーボンファイバーと高温で圧縮されたファイバーグラスを混合したものです。軽量かつ従来の 100 倍の延性を持つこの素材には 100% 防水という新たな利点もあります。表面が非常に独特の斬新な外観を持つため、ロレアート アブソルート コレクションに理想的な素材となりました。さらに色を変えることができるため、ロレアート アブソルート ロック、ロレアート アブソルート クリスタルロック、ロレアート アブソルート ワイヤードと名付けられたグレー、ブラック、ブルーを組み合わせたモデルの誕生につながりました。